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総合職 経営本部 | 吉田 純(2005年入社)
大学では心理学を専攻し、「教授心理学」という、人に教えたり伝えたりする際の効果的な方法を研究する分野を学びました。また個別指導塾で講師のアルバイトもしており、一人ひとりに合わせて工夫しながら教える中で、勉強嫌いだった子が、1つの「わかった」をきっかけに学習意欲や表情を変えていくのを目の当たりにしました。適切な方法で取り組めば生徒の才能は開き、自信も育つ——そう実感すると同時に、勉強が苦手な子は、その子に合ったやり方で教わる機会がなかっただけなのでは、とも感じました。こうした経験から、教育業界で働き、勉強を通して「やればできる」と自信を深めてもらいたい、と思うようになりました。
四谷学院は当初「名前を知っている」程度でした。その後、いろいろな塾・予備校を比較する中で、同じ業界でも想像以上に考え方や価値観が異なることを知りました。たとえば、テストで基準以下だと入学を認めないところや、「特待生制度」で「できる生徒」が優遇されるところもあり、「できない生徒」こそ塾や予備校が必要なのではと思っていた私にとってはショックでした。早く内定が欲しい気持ちはあったものの、価値観や方針に共感できない会社に無理して入るつもりはなく、「選ばれる」立場であると同時に「選ぶ・見極める」姿勢ももって説明会や選考に臨んでいました。そんな中で四谷学院の説明を聞いたときは、まったく逆の意味でショックを受けました。「だれでも才能を持っている」という理念を掲げ、一部の「できる生徒」だけを優遇するような不公平な仕組みに頼らず、生徒一人ひとりの「がんばりたい」という気持ちを全力でバックアップし、合格へと導く。本来「教育」とは、「予備校」とは、こうあるべきだ!と強く感じたのを覚えています。
本部業務は幅が広く、必要に応じて担当が集中的に割り振られることがあります。前年度まで複数名で進めていたプロジェクトを、次年度に1人で引き継ぐケースもあり、それが未経験の領域だったときは、全体像や進め方をつかむまで、かなり試行錯誤しました。ただ、その分早い段階から「任される」実感があり、仕事の設計から改善まで自分で考える機会が増えるので、やりがいもあり、成長スピードは上がりやすいと感じます。また、困ったときに助けてくれる仲間がいることも大きな支えになっています。先輩・後輩を問わず「ここで詰まっている」「この進め方で問題なさそうか」と気軽に相談でき、必要なときは手を差し伸べてもらえる。裁量が大きくても孤立しない関係性があるので、安心して挑戦できています。
入社1年目で校正業務を担当したとき、上司から評価され、内部制作冊子の記事作成や体験記の編集、校閲プロジェクト、ガイダンスマニュアル改訂など、文章力が求められる業務をどんどん任されるようになりました。特に体験記は、目標を達成した生徒一人ひとりのストーリーを世の中に発信していく重要業務で、最初のころは上司のチェックを受けると、赤ペンだらけで戻ってきていました。でも、みっちり指導を受けてコツがつかめるようになると、一発で採用されることも増えていきました。あるとき10名分を編集して提出したところ、一言「全てがカンペキ!」と書かれて戻ってきて嬉しかったのを覚えています。その後も、「もっと伝わる言い方・表現はないか?」と考えたり、本を読んで勉強したりして研鑽を続け、体験記以外の業務も幅広く担当できるようになりました。
特に印象に残っているのは、コロナ禍の休校措置に対応するため、オンライン指導の運営を急ピッチで立ち上げてリリースしたことです(2020年度)。当時は前例も知識もなく、Zoomなどがまだ一般的ではない中、関連メンバーで知恵を出し合い、手探りで形にしていきました。リリース後も校舎や生徒の声を受けて随時改善・修正を重ね、感染対策や問い合わせ対応と並行して「新しいサービスをどう提供するか」を毎日詰めるのは、20年のキャリアの中でも指折りに大変な経験でした。それでも徐々に軌道に乗り、なんとか初年度を終えたときには、生徒・講師から「他予備校や学校の休講が続く中、こんなに早くオンラインで学べる仕組みを整えてくれてありがたかった」と感謝の声を多数いただき、苦労が報われたと感じました。その後、この仕組みは正式に「オンライン校」という独立部門となり、現在は遠方で通学できない方にも四谷学院の学習システムを届けられています。「三人寄れば文殊の知恵」「必要は発明の母」を、身をもって実感するとともに、必死に考えて取り組めば道は開けることを体験できました。
大変な局面を経験する中で、「なせばなる」と落ち着いて構えられるようになったことは成長したなと感じます。加えて、目標から逆算して「いつまでに何が必要か」を整理し、着手順や他部署への依頼まで含めてスケジュールを組み立てる段取り力が身につきました。突発的なトラブルが発生することも想定し、余裕をもって進められるようになったと思います。もう1つは俯瞰的な視点です。生徒やスタッフからの相談や質問に対して、表面的に答えるのではなく、「根本原因は何か」「本当に解決すべき問題はどこか」を掘り下げて考えるようになりました。例えば「2次関数ができない」という相談でも、どこから理解できていないのか、前提となる1次関数や比例反比例まで確認し、つまずきの原因を特定して、やるべきことの最初の一歩を示してあげるようなイメージです。質問・相談する側は得てして視野が狭くなってしまいがちなので、意識的により俯瞰的な視点で回答・アドバイスができるよう心がけています。
まずは情報を正確にキャッチできる人。その上で「もっとこうすると良いのでは?」と改善意識を持てる人。表面的な情報をそのまま受け取るのではなく「これはどのような意図があるのか?」「そもそもこれは何のためなのか?」という点に目を向け、物事の根本を押さえられる人は活躍できると思います。逆に、指示されたことをそのまま受け取り、意図や目的を考えず対応するだけの人には向いていないかもしれません。そのような人は、おそらく想定外のことが起こったときに、思考が停止してしまい対応できなくなるのではないでしょうか。こうした「本質を見る姿勢」は、生徒と向き合う場面でもそのまま活きてきます。
同じ出来事でも、どういうふうに見るかが大事。つまり解釈の仕方で感じ方が大きく変わってくる、ということを伝えています。たとえば模試の結果が悪くても、落ち込んで終わりではなく「伸ばすための材料」として分析すれば、成長するためのヒントがたくさん得られます。むしろ、まぐれで取れた良い結果で油断してしまう人より、よっぽど意味のある結果だったと言えます。また入学前の相談会でよくあるのが「この科目が苦手で…」「やる気が出なくて…」という相談。そんな場合でも、まずは相談会に足を運んだことが良い行動だと伝えます。現状をなんとかしたいという意欲がなければそもそも来ませんから。このように、相談をできるだけポジティブな形でとらえて返し、「なるほど。そういう見方もあるのか」という新しい視点を与え、物事のとらえ方や考え方を良い方向に向けていくのも、私たちの大事な仕事だと思っています。
都立トップ高出身で医学部志望の男子生徒。1浪目は宅浪、2浪目で四谷学院に来ました。進学校出身のプライドもあってか周囲と話すことは少なく、受付にもあまり寄り付かない雰囲気でした。そこで毎月面談を設定し、半ば強制的に話す時間を確保しました。前回からの成長と課題を一緒に整理するのを繰り返すうちに、少しずつ話してくれるようになりました。彼は、見事第一志望の国立医学部に合格したのですが、その後、なんと手紙をくれたんです。「毎月の面談で自己を客観的に分析できたことが合格につながったと思います。最初はそんなことしても意味がないと思っていましたが、反省点を声に出すことで自然と自己分析できました。先生と1年間やってこられて本当に良かったです。」いつもクールで合格報告のときでさえ淡々としていた彼が、こんなことを思ってくれていたことが意外で、同時にとても嬉しかったです。そして何より、対話によって生徒の視点を変え、学力だけでなく内面的な成長にも関われた貴重な経験でした。
ある日のタイムスケジュール
12:45
出社・メールチェック
各部署からの問い合わせ・相談に対応します。「困っている人をできるだけ早く助ける」ことを意識しながら、確認・対応を進めています。
13:30
会議
各校の運営がより良くなるよう、スケジュール・方針について意見を出し合います。現場の声をもとに改善を重ねていけるのも、この仕事の面白さです。
16:00
説明会
参加された方のお悩みや状況を丁寧に伺い、一人ひとりに合った解決方法を一緒に考えます。不安そうだった生徒や保護者の表情が、説明後に「ここなら頑張れそう」と前向きな表情になってくださる瞬間が、一番うれしいです。
17:30
休憩
19:00
ガイダンス内容改訂
内容はもちろん、伝え方やスライドの見せ方も工夫しています。少しの表現の違いで、生徒の理解度や前向きさが変わることもあります。
21:45
退社
やり残したことや、緊急で来た各校からの問い合わせ事項がないかを確認し退勤。通勤時間は読書に充てるようにしています。
休日はなにしてる?
A.
筋トレやストレッチで心身をメンテナンス!
ゆっくり筋トレやストレッチに取り組んで、心身のメンテナンスをしています。また、子どもたちと一緒に出かけたり、買い物に行ったり、遊んだり(たま~に勉強を見たり)と、家族で過ごす時間を大切にしています。
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