可能性を
絶対につぶさない。

総合職 指導部 | 川口 真央(2011年入社)

入社前、
教育について
どんな想いがあった?

A. 受験勉強は人として成長するチャンス。

A.受験勉強は人として
 成長するチャンス。

受験は、「どこの大学に合格したか」という結果ではなく、「どう取り組んだか」のプロセスが大事です。私は第一志望にしていた国公立に不合格で併願した私立大学に進学をしましたが、自分の受験生活に全く悔いはなかったです。それは目標に向けて日々最大限取り組んだからだと思います。大学受験は長い人生の通過点。一方で、本気で自分に挑戦できるチャンスでもある。自律することや計画すること、分析する力や弱点に向き合う力など学ぶことはたくさんある。大学生や社会人になってからは、学力そのものよりも受験勉強を通じて得られる様々なことのほうが価値があります。受験を迎える方たちには、行きたい大学の合格をめざすだけではなく、人として成長できる受験生活にしてほしいという想いがありました。だから就職活動中は、合格実績をアピールするような予備校には全く興味が持てませんでした。そんな中で唯一四谷学院だけが、「だれでも才能を持っている」「受験生活を通して学ぶ楽しさとやればできるを身につけさせる」などの大事な価値観を掲げていました。「ここしかない!」と思いました。

どんな姿勢で
生徒と
向き合っていますか?

A. できなくても、人間としての価値は下がらない。

A. できなくても、
人間としての価値は
 下がらない。

生徒の可能性を絶対につぶさないこと。ありのままの生徒を受け入れること。「だれでも才能を持っている」を本気で信じる私たちは、「それはあなたには無理」ということは絶対に言いません。ただし目標を手にするためには当然相応の努力は不可欠なので、叶えるために必要なことを考えます。生徒たちは人間ですから「いま苦しい」とか「最近はモチベーションが上がらなくてできていない」ということもあります。そう、それはあっていいんです。生徒たちの目標を叶えるためには、調子が悪いときにも向き合って「じゃあこれからどうするか?」を一緒に考えることが必要です。そして、できていないことがあったとしても、「あなたの人間としての価値が下がるわけじゃない、私はいつでもあなたの味方だし、あなたを応援するよ」というメッセージが届けばよいなと思って日々生徒と接しています。

「社会にとって
意味のある仕事だ」と
実感したエピソードは?

A. 勉強嫌いの彼が「学校の先生になりたい」。

A.勉強嫌いの彼が
「学校の先生に 
 なりたい」。

高1から高3まで通った男子生徒がいました。勉強大嫌い、学校の定期テストは赤点、将来やりたいことも特にない…。四谷学院の授業は親に怒られるから来る…という状態が3年生の1学期まで続きました。彼が偉かったのは、私と約束したことはとりあえず1回はやってみていたことです。時には面談が人生談義のような時間になりながら、約束したことにトライしたことを褒めつつ、彼が少しでも「やってよかった」と思えるように試行錯誤しました。そして3年生の夏を迎えた彼は、進路を決断するタイミングで「学校の先生になりたい」と口にしました。四谷学院のどの先生も決して彼を見捨てなかったことが、じわじわと彼の中で新しい目標に変わっていっていたようです。いつか彼が赴任する学校には、最初の彼のように勉強嫌いな子もいるし、成長に時間がかかる子もいるでしょう。けれど、彼はきっとそんな子たちに共感しながら見捨てることなく指導する先生になる。そう思って微笑ましい気持ちになりました。いつかそんな素敵な先生になった彼のもとから、また素敵な夢を抱いた生徒たちが巣立っていくのだろうと思うと、社会にバトンを渡していくような感慨深い気持ちになります。

仕事を通じて
変化したことは?

A. 四谷学院の理念が自分の信念になった。

A.四谷学院の理念が
 自分の信念になった。

「だれでも才能を持っている」を生徒だけではなくスタッフに対しても想って仕事をするようになりました。立場上、全校の受験コンサルタントの育成やボトムアップに携わることが多々あります。例えば面談研修などで最初から器用にできる方もいれば、何度か練習が必要な方もいます。ただ「だれでも才能を持っている」を信じながら、どうしたらその方のよさを最大限引き出すことができるか?を考えて研修を行うと、びっくりするくらい見違えるいい面談をするようになる、という経験が今まで何度もありました。そんなふうに研修に携わった方が立派に生徒といい関係を築き、いい方向に導いている姿を見るととてもやりがいを感じます。「だれでも才能を持っている」は生徒もスタッフも同じだなということが日々自分の信念として刻まれています。

自身の「才能」が
開花したと
感じることは?

A. 大勢の人の前でのパフォーマンス力。

A.大勢の人の前での
 パフォーマンス力。

人前で話す力です。もともと自分では1対1で接する方が得意だと思っていました。が、その姿を見てくださっていた上司から「ガイダンス(50名くらいの生徒の前で話すもの)やってみない?」と言ってもらいました。一度は「向いていないから」と断りました。でも、それでも推薦してくださるのでチャレンジしてみたんです。すると生徒たちの真剣なまなざしや反応が、心が通じているようでとても楽しくて…。同時に大勢の前で話すときの声の大きさ、トーン、スピード、動作、目線、心の整え方など、パフォーマンスはとても奥深いことを知りました。面白いと思って続けていたら、いつの間にかパフォーマンス力が評価され、今では全校を代表してガイダンス映像を撮影したり、四谷学院の代表として外部講演に行ったりするようになりました。まさに会社に自分の「才能」を発掘していただき、開花させてもらったと思っています。

これから
 挑戦したいこと、
伸ばしたい力は?

A. この学院の存在と価値観を広く伝えたい。

A.この学院の存在と 
 価値観を広く伝えたい。

四谷学院を活用する人をもっと増やしたい。まだ四谷学院がないエリアでは私たちのことを知らない人もいるでしょうし、地域に校舎があっても選択肢に入ってこない人たちもいます。でも、私の15年以上の社会人経験と2000人近くの生徒を見てきた中で思うのは、四谷学院の「ダブル教育」という勉強法はどんなお悩みも解決できるということ。そして四谷学院の価値観は人生を幸せにしてくれるということです。自己肯定感=「ありのままの自分で十分価値がある」とみんなが思えると、それぞれのいいところやその人らしさを認め合い、応援し合えるような社会になるのではないかと思います。そんな四谷学院が大事にしている価値観や、成績を伸ばすやり方をもっともっと広めていきたいと考えています。具体的には校舎の拡大、予備校や通信制高校の告知、相談会などで自分が貢献できる幅をもっと広げていきたいです。

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